第30回ひと・健康・未来シンポジウム2024京都
記憶に残し、未来を拓く―共に生きるためにー
開催概要
2024年7月7日(日)13:00~16:20
ヒューリックホール京都
担当理事
1951年鹿児島市生まれ。鹿児島大学教育学部、立教大学大学院社会学研究科修士課程、筑波大学大学院社会科学研究科博士課程を経て、沖縄キリスト教短期大学講師・助教授、中国短期大学助教授、東洋大学短期大学助教授、大阪市立大学生活科学部助教授、大阪市立大学生活科学部・大学院生活科学研究科教授、関西福祉科学大学社会福祉学部教授。2024年3月退職。日本家族社会学会、日本家族心理学会等の理事を歴任、専門は家族臨床福祉学。
加速化する社会において、記憶の外部化が促進され、記憶の脆弱化が進んでいるのではないか。記憶に残すという主体的な営みを多様な文脈で捉え直し、未来を拓くためのヒントや共に生きるための手がかりを探究します。
講演内容
1947年福岡県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに入社し、『ロッテ歌のアルバム』、『歌のグランプリ』『日曜8時笑っていただきます』のAD。2年で退社して、九州大学医学部(入学)。卒業後、1980年~1982年フランス政府留学生としてマルセイユとパリで研修、九大→精神科医局長を経て、八幡厚生病院に勤務し、2005年通谷メンタルクリニックを開院。2023年医院は後輩に継承し、ハーフタイム非正規の作家から現在は正規雇用フルタイム作家。
NHKの大河ドラマ『光る君へ』のおかげで源氏物語は身近なものになりました。しかし源氏物語の凄さと紫式部の偉大さは、ドラマでは書き得ないでしょう。どこが凄くて偉大なのか、その秘密を探ります。
京都大学理学部卒、理学博士。ルワンダ共和国カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授、同研究科長・理学部長を経て、2020年まで第26代京都大学総長。人類進化論専攻。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。 日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、日本学術会議会長、総合科学技術・イノベーション会議議員を歴任。
人類の進化を遡ってみると、人類は弱みを強みに変えて発展してきたことがわかる。文明は時間を止めて効率と生産性ばかり追求したので地球環境が傷んでしまった。人間の心身の記憶を取り戻し、未来を展望してみたいと思う。